「叶えたい夢や、手に入れたい理想の生活があるのに、なかなか行動できない」
「日々なんだかんだと忙しくて、やるべきことを、つい後回しにしてしまう」
こんな悩みを持つ人は多いと思います。
現実を変えるためには、やはり行動が必要です。
目標を決めて、そのために必要な過程を想定し、それらを細分化して、日々行動していく。
これさえできれば夢を叶える事って、実は全然難しいことではありません。
とはいえ、その単純なことができないから、困ったり悩んだりしている人が多いこともまた事実です。
こんな時、つい行動できない自分を責めたくなったり、自信をなくしてしまったりすることが多いと思いますが、実は行動できる自分になるのに重要なことは、自分に鞭打つことではなく、全く別な部分にあることを知っているでしょうか?
今回は、モチベーション不足に悩んでいる人に向けて、サクサク行動できる自分になる方法をお話ししていきますね!
「行動力=資質や根性」という考えから一度離れよう!
行動できる人であることは、単なる資質や能力と考えられがちです。
もちろん、人生経験を通して強固な意志力と行動力を身につけてきた人は、世にたくさんいます。
けれど今回お伝えしたいのは、日々の努力や訓練によって自分を「行動できる人」へと鍛え上げる方法ではありません。
というのも結局のところ人が行動できないのって、単に設定している目標が「自分が本当に欲しい未来」ではないからなんですよね。
いわゆる努力家や根性のある人というのは、どんな目標を達成するにせよ、強固な意志力で着実にタスクを進めていくことができます。
ただそれでもその行動の過程は、苦しさやつまらなさに耐えるものであることが多いのではないでしょうか?
だからこそ強い意志力や根性で乗り切ることのできない多くの人は、その苦痛を選択することができず、結果として行動ができずに悩む訳です。
ということはそもそも、根性まかせに行動しようとすることって、けっこう危険だと思うんですね。
どうしても、「苦しい努力」か「行動しない」という二択になりがちです。
では普通の人でも行動できる人になるコツって、何なのでしょうか?
それは行動を、努力や根性の問題として捉えるのをやめることです。
実は行動って単に、本人にとっての重要度の問題なんです。
わかりやすい例として、私自身、このことを痛切に実感しているあるつまづきがあるので、お話しますね。
人が「行動できる人」になる時と「行動できない人」になる時の違いとは?
私が最近目標達成でつまづいているもの、それはダイエットです。
目標体重を決めて、食事はこのくらい、運動は週にこれくらいと、自分の今の生活スタイルに合わせて無理のない範囲で行動計画も決めたのに、なかなか計画通りに体重を落とせていないという…(笑)
お金や仕事のことではサクサクと目標達成できているのに、なぜダイエットとなるとできなくなってしまうのか?
それは、設定した目標(行こうとしている未来)が、本当の本当に叶えたいことではないから。
おそらく、これに尽きます。
- 彼が「別に痩せなくていいのに。今の体型が好き」と言ってくれているので、実際のところ「痩せなくては!」という危機感を感じていない。
- 特に健康上、問題が出ている訳でもない。
- 正直自分自身、「欲を言えばもっと細くなりたいな~」くらいの感覚で、まだギリギリ大丈夫な範囲だと思っている(え?)
まあこんな感じで、正直に言ってしまうと、 要は優先度が全然高くない状態なんです(汗)
かつて、今より6kg低い体重を維持していた頃の私というのは、
- 彼に片思い中。
- フィットネス系の仕事についていたため、体型維持が必須。
という状況で、
- もっとキレイになって、なんとか彼に振り向いてもらいたい!
- よりスリムで健康的な体型の自分になることで、もっと生徒さんたちからの人気を上げたい!
という切実な目標がありました。
そして、そのための努力をすることで、体型を保っていた訳です。
といっても、何も血のにじむような涙ぐましい努力をしていた訳でもなく、単に目標に向けて、決めたことを当たり前に守りつつ、普通に暮らしていただけだったんですね。
努力というよりは、「日々心がけていること」という感じでした。
対して、現在の私は、
- 彼と無事お付き合いできることになり、しかも彼がそこまでスリムな体型を求めていない。
- 仕事を変わり、職業上、体型維持がどうしても必要という訳ではなくなった。
つまり自分が理想とする、喉から手が出るほど欲しい!と思う未来を手にするために、スリムな自分でいることの優先順位がダダ下がりしてしまった訳です。
そしてその差が、6kgの体重差になってしまった訳なんですよね^^;
逆に言えば、目標設定のコツってものすごくシンプルで、自分の感情(欲)が強く動く「本当に重要度の高いもの」に設定できれば、行動は勝手についてくるものなんです。
この二つの感情(欲)を動かされた時、人は誰もが「行動できる人」になる
そしてその目標の内容は、別に高尚なものである必要は全然なくて、不純なものであっても全然OKなんです。
「立派さ」や「正しさ」ということは一旦脇に置いておいて、まずはとにかく、自分の欲(感情)が大きく動かされるものであることが大事。
結局、お金でも仕事でもダイエットでも、やるべきことがわかっているのに、なぜか「やる気が出ない」「つい面倒になってしまう」「行動が続かない」のは、その先に設定している目標が「自分が本当には望んでいない未来」だからなんです。
行動できないと言いつつも、そもそも人間は、生きている限り必ず「何かしらの行動」をしています。
だから本当に物理的な意味で「行動できない人」は、実は誰一人いないはずなんです。
にもかかわらず人が自分自身を「行動できていない」と感じてしまう時というのは、自分が決めた目標に紐付く行動を取れていない時です。
つまり頭でやらなきゃと思っている行動よりも、別の行動を優先してしまっている時。
これって要は、ただ単に目標(行きたい未来)の優先順位が、他のこと(おいしいものを食べることや、ネットサーフィン、友達との遊びなど)よりも低い状態ってことなんですよね。
人が行動を起こす理由は、この2つだけ!
行動心理学では、人が行動を起こす理由は以下の2つしかないと言われています。
- 「こうなりたくない(このままでいたくない)!」という感情の動き:【苦痛を避けたい】
- 「こうなりたい!」という感情の動き:【喜びを味わいたい】
だからこそ、「目標に紐付く行動を自然と選択できる自分」になるために本当に大事なのは、自分を責めることよりも根性を叩き直すことよりも、まずは今目の前の現実に本気でうんざりすること、そして「本当に心から行きたい未来」という目標を設定することなんです。
設定する目標はどんなことでもいいんです。
人に胸を張って言えるような、ご立派なものでなくていい♡
というより、そういった「人目を気にした目標」は、「自分が本当に欲しい未来」でないことが多いので、むしろ要注意です(笑)
最初は本当に、高級マンションに住みたいとか、綺麗な洋服を着たいとか、そんな自己中な目標で全然構わないんです。
なぜなら人の欲求には段階があるので、ある程度の欲求が満たされると、自然と欲求の段階が上がり、他者貢献や社会貢献などといった、いわゆる立派な目標へと次第に格上げされていくようになるからです。
なので、最初から無理に立派なものにしようとしなくて大丈夫なんです。
逆に自分を満たすことなく、無理に他者貢献を優先しようとすると、人は行動ができなくなります。
そして行動できない自分を責めることで、さらに自信がなくなっていくという悪循環になっていきます。
ですので他者を傷つけたり陥れたりするようなものでなければ、最初は「これってちょっとゲスいかな?」「人に知られたらちょっと恥ずかしい」と思うような目標を思い切って掘り起こしてみるのが、行動できる人になるコツです。
人から見たら、幼稚であったりミーハーだったりするものでも何でもいいんです。
とにかく感情が自然と揺り動かされて、動きたくてウズウズしてくるような、そんな目標を設定してみてください。
自分の感情が動く「本当に欲しい未来」を見つけたら、興味の対象が変わった話
ちなみに私がお金やビジネスの勉強をして収入や資産額を大きく変えた期間にやっていたモチベーションアップ方法って、ズバリ、この自己中な目標設定だったんです。
- 毎日8時間たっぷり寝たい。
- 目覚ましをかけない生活をしたい。
- 1日5時間以上働きたくない。
- 平日にゆったりお散歩やランチに行きたい。
- 毎日決まった時間に決まった場所へ行く生活をしたくない。
- 生活の中から「予定」を限りなく減らしたい。
- 自分が付き合いたい人とだけ付き合う仕事環境が欲しい。
- 月の半分は自然に囲まれた郊外に住みつつ、都心にも拠点用のマンションを借りたい。
- おいしくて質の高い食事を毎日取って、いつも健康で気分良く過ごせる自分でいたい。
こんな感じ。
全然立派じゃないし、特別華やかでも、格好良くもないですよね(笑)
要は、せかせかした生活から解放されて、とにかくゆったりのんびり暮らしたかった訳です。
そこが私の欲望がメラメラ~ッとくるポイントだったんです!
「お金やビジネスのことをしっかり学んで実践して、お金の不安のないセミリタイア生活を手に入れることができたら…毎日目覚ましをかけずにのんびりと起きて、平日の昼下がり、爽やかな風を感じながらお散歩して、おしゃれなカフェでランチできるようになる!そんな毎日が手に入ったらものすごく幸せだなあ~♡」
と、欲望の炎をたぎらせていた訳です。
このピュアな欲望が刺激されることで現状を打破するための行動が自然と促されて、テレビを見ることよりも、友達と遊ぶことよりも、好きなアーティストのライブに行くことよりも、とにかく何より、お金の勉強をしたり新しいビジネスを進めていくことに夢中になれたんですよね。
目の前のちょっとした楽しみや気晴らしよりも、その先にある未来の生活の方がはるかに重要度が高かったからです。
そして人間、一度そうなってしまうと、それまで時間をつぶしていたちょっとした娯楽が、本当に「どうでもいいこと」になってしまうんですよね。
ダラダラと麻薬的に時間やお金を注いでいた趣味の数々に対する興味があっさり消えてしまうなんて、それまでは夢にも思わなかったので、当時本当にびっくりした覚えがあります。
また、それまで「外せない用事」や「必須の義務」だと思い込んでいたことも、どんどん省いたり、断ったりということができるようになっていきました。
これももちろん、自分自身の「重要度の尺度」が切り替わったためです。
すると当然、時間が余るようになり、時間がないことで行動できないということも、なくなってくるようになりました。
つまり、気づけば「行動できる人」になっていたんです。
行動できる人になれる「本当に達成したい目標」を見つけるコツとは?
もちろんこれらはあくまで私が欲望を感じた目標設定例なので、あなたが自分の目標設定をする場合には、あなたが純粋に欲望を感じる、あなたオリジナルの自己中な未来を設定してみてくださいね!
タワマンに住みたいとか、高級ホテルに泊まりたいとか…
あまり難しく考えず、とりあえず思いついたものを片っ端から書き留めてみてください。
そして、もし時間とお金が許すのなら、実際に高級ホテルに宿泊してみるなどして、未来の幸せをお試し体験してみるのがおすすめです。
一度その体験をしてみることで、もし自分の中に「これを日常にしたい!」という感情が出てきたら、それこそが、あなたの目指すべき目標だと思っていいです。
感情が動く目標を見つけてしまえばこちらのもの!
その「本当に欲しい未来」は、きっとあなたを夢に向かってサクサク行動できる人へと変身させてくれるはずです♡
行動できる人になるための目標設定リトマス試験紙として、欲しい未来のお試し体験、ぜひ取り入れてみてくださいね!