「お金持ちになりたいのなら、お金持ちになったつもりで生活する」「豊かさの波動を保っていれば、豊かになる」こういった一文を目にした事のある人は多いと思います。
貯金がほとんどなく、毎月カツカツ状態だった以前の私も、そういった言葉を目にし、早速実行してみたことがあります。
ホテルラウンジでお茶をしてみたり、移動する際にはあえてグリーン車に乗ってみたり。
自分が心地よく過ごせるよう、部屋のインテリアにも凝るようにして、とにかく自分を豊かな気持ちにしてくれるものを、積極的に買っていくようにしていったんです。
とりあえず気になったことは一度やってみないと納得しないたちなので、実生活で実験してみたんですね。
そして、私の財政状態はどうなったか!?
はい、残り少ない貯金が本当にゼロになり、毎月のようにカードの支払いに追われることになりました(笑)
まあ、当たり前ですよね。
ただしこれは何も、私が読んだ「お金持ちになりたいのなら、お金持ちになったつもりで生活する」という言葉が間違っていた訳ではないんです。
問題だったのは、私がその言葉の意味を完全に取り違えていたこと!
その後、私はお金について真剣に学ぶようになり、それと平行して、お金持ちの友人が自然と増えていきました。
なぜならお金持ちの人たちはお金に対して強い興味を持っているため、お金に関する勉強をごく当たり前に、日常的にしているからです。
むしろ、お金について知ることが趣味!という人さえいます。
今回は、そうした人たちと付き合う中で知った、本当に豊かな人たちが持っている「お金に対する姿勢」について、お話していこうと思います。
過去の私がそうだったのですが、ここがわかると、「なぜかいつもお金を使いすぎてしまう」「気づくとお金が消えている」貧乏マインドから、一気に脱却できると思いますよ♡
お金を使いすぎては後悔する毎日から脱却できたきっかけは、本当のお金持ちマインドを知ったこと
実はお金持ちは、本当に無駄遣いというものをしません。
お金を使う基準が、とてもはっきりしてるんです。
彼らは、欲しいという感情に対して、驚くほど冷静です。
一時的な感情に任せて、勢いで物を買うことをしないんです。
- その「欲しい物」は、自分にとって本当に必要なものか?
- 手に入れることによって、自分の未来を拡大してくれるものなのか?
大きな買い物から日常の小さな買い物に至るまで、それらを明確に見通してから買っています。
お金持ちの人たちと過ごす中で、彼らの「物」に対する冷静さに本当に驚き、「あ、こういうお金の使い方をすることが【お金持ちになったつもりで生活する】ってことなのか!!!」と、その時やっと理解することができたんです。
お金持ちは、お金が本当に大好きだし、とても大切にしています。
その彼らにとって、「お金を大切にする」とは具体的にどういうことなのかと言うと、それは一時的な感情を満たすためだけの買い物をしないことなんです。
言い換えるなら、基本的に浪費にお金を使うことはないということ。
大切なお金だからこそ、「使った先に得られるもの」、つまり「自分は本当のところ、一体何に対してお金を支払っているのか?」それをしっかりと見極めた上で使っているんです。
だからこそ、無駄遣いも、それによる後悔もないんです♡
お金持ち特有のお金の使い方とは?投資と浪費の違いを知ろう!
ではお金上手な人たちは、一体どういったことにお金を使っているのか?疑問が湧いてきますよね。
彼らは単に物欲の薄いお金を使わない人たちという訳ではなく、お金使う基準、そして欲望の基準が、普通の人とは少し異なっているんです。
その基準とは、出したお金以上に自分を将来的に豊かにしてくれることに対して強い興味や欲望を感じ、そこに集中的にお金を使うこと。
日々の買い物においても、常に投資の視点を持っているんですよね。
「投資の視点」って一体どういうことかと言うと、
- 「将来的に、使ったお金よりもさらに多くの利益をもたらしてくれる可能性の高いこと」にお金を使うことが、「投資」であり、
- 逆に、一時的な感情を満たすためにしてしまう買い物など、「使ったら、そこで価値の循環が終わってしまうこと」に使うことが、いわゆる「浪費」となります。
豊かな人は基本的に、短期的な欲求ではなく長期的な欲求を優先しているんです。
それが彼らのお金の使い方のベースにある基準であり、さらに言えば、長期的な痛みを避けるために短期的な痛みはあえて受けれるか、もしくは無視できる、そういったマインドをお金持ちの人は共通して持っています。
言葉にするととても単純ですが、これって実は人類の歴史から見ても、お金持ちマインドと貧乏マインドを分ける、本当に大きな違いなんです!
歴史が実証している、お金持ちマインドと貧乏マインドの決定的な違い
例えば古代バビロンの奴隷は、実は戦争などによる捕虜として奴隷となった人たちの数よりも、借金によって奴隷の身分にその身を落とした人たちの方が多く、その大半を占めていました。
人類とお金の付き合いはとても歴史が長く、お金を貸してくれる金融業者が当時すでに存在していたんですね。
そして借り入れの際には現代同様、担保が必要になるのですが、家財だけでは担保が足りないと、人々は自分自身を担保にしてお金を借りていたんです。
そうして最終的に奴隷として売られることになってしまった人たちが、数多くいた訳です。
奴隷となってしまったら最後、毎日極限まで働き続けることになります。
つまり、お金と引き換えに彼らは自由を失ったんです。
でもこれって実は、現代の私たちの生活と構造的にはそう変わらなかったりします。
事実、カードの支払いに追われて働き続け、しかも貯金ゼロ状態の以前の私の生活って、まさに「お金の奴隷状態」だったんですよね(涙)
ではどうして古代の奴隷たちや現代のローンまみれの人たちは、自由を失う状態に陥るまでお金を使いすぎてしまうのでしょうか?
その理由は単純で、短期的な喜びを優先し、長期的な痛みや喜びを見ないようにしてしまっているからです。
- 「今欲しい物」を買って感情を満たすという短期的な喜びの方に目が向いているため、
- 「返済に追われ、働いても働いても貯金ゼロで負債まみれの毎日」という未来の痛みから意識が逸れ、結果的に無意識にそれを受け入れてしまっている
状態であり、また同時に「お金持ちになる未来を作ること」という長期的な喜びを、無意識に後回しにしてしまってるんです!
つまりお金の使いすぎに日々悩んでいる人というのは、自分でも気づかないうちに、お金持ちになる未来より、目の前にある「今欲しい物」を優先してしまう、そういった思考癖を採用してしまってるんです。
お金を使いすぎては後悔する浪費の行動パターンを変えるには?
「お金を使いすぎては後悔する生活」を選択してしまうのはなぜ?その行動原理とは?
人の行動原理は、複雑なようでいて、その実、とても単純です。
「喜びを求めて、苦しみを避ける」という、この上なくシンプルな原理に基づいて、私たちは日々の行動を無意識に選択し、そしてその結果として、今の生活が作られています。
それはもちろん、お金を使う行為においても同じです。
では、行動原理の根本部分は同じであるにも関わらず、結果的に作られる生活レベルが大きく変わる要因は、一体どこにあるのでしょうか?
豊かな生活をごく当たり前に創造し続ける、お金持ちマインドの人と、知らず知らずのうちに浪費を繰り返してしまう、貧乏マインドの人。
彼らの行動選択の差を生み出しているのはズバリ、その人の中での喜びと苦しみの定義づけの違いになります。
そうした、「それぞれのお金の使い道によって得られる結果」を自分の脳内で無意識にはかりにかけ、どちらを得ることを喜びと定義し、どちらを手に入れられないことを苦しみと定義しているか?ということ。
お金を使いすぎては後悔する浪費の行動パターンにはまっている人は、
- 流行りものや高級品を今すぐ手にするという「一時的な喜び」を得るために、
- 将来の経済的・時間的自由を失うという「長期的な痛み」を受け入れる。
という選択を、自分でも気づかないうちに、ごく当たり前に採用し続けています。
それが、その人にとっての「喜びの定義づけ」であり、行動原理になっているからです。
浪費癖を直すには、「長期的な喜び」を脳に認識させることが大事
逆にお金持ちマインドの人にとっては、流行りものや高級品を今すぐ手に入れることは、「喜び」というよりむしろ「苦痛」と定義づけられています。
それは望む未来に紐付いていない選択であると、知っているからです。
今すぐ手に入れることのできる「ちょっとした贅沢」より、将来において
- 好きなものを好きなときに、好きなだけ買える自由のある生活
- 自分自身を担保にお金を手に入れるような辛い労働に頼らずとも、資産によってお金を生み出すことのできる、お金の不安から解放された生活
それらを得るという選択にこそ、彼らは興奮やワクワクを強く感じます。
つまり、そちらが「喜び」と定義づけられているんです。
だからこそ彼らは、そういった未来に投資することを日々当たり前に選択し続け、その結果としてお金持ちの生活を当たり前に獲得していきます。
言い換えるなら、「将来的に自分をお金持ちにしてくれることに集中的に時間やお金を使う」という行動選択を、ほぼ無意識にしているんです。
喜びと苦しみの定義を変えるなんて言うと、とても難しいことのように感じてしまうかもしれませんが、実はこれって、そんなに難しいことではありません。
なぜならほとんどの人は、お金を使った先にあるメリットとデメリットをしっかり認識できていないし、また「そんな未来を選択できることを知らないから想像できない」というところに、無意識に貧乏マインドを採用してしまう原因があるからです。
それまで浪費に使っていたお金を資産構築やお金の知識獲得に回すことで、
- 将来的に労働から解放されたり、
- 好きなものを好きなだけ買えるようになる
そんな生活を手にできる事実を知らないし、現実的な未来としてイメージできていないから、脳がその喜びを選択できていないんです。
そう、知らないから、その先にあるはずの長期的喜びを認識できないし、結果、お金持ちマインドを採用することができないんです。
過去の私がまさにその状態で、「今欲しい物を買う」こと以外に、喜びにつながるお金の使い方を知らなかったんですよね(汗)
今思い返しても、無知って本当に恐ろしいなと思います。
一方、お金持ちマインドを持っている人は、その喜びや可能性を知っているからこそ、お金の不安のない、自由で豊かな未来という選択肢にワクワクできるし、その喜びを当然のごとく選択できます。
本当に当たり前のことなのですが、人はそもそも知らないものに欲望を感じることはできないんですよね(笑)
お金持ちになることは現実的な選択肢なのだと「知る」ことで、脳は勝手にお金持ちマインドに切り替わっていく
そう、お金持ちマインドって実は、アファメーションを繰り返し唱えたり、収入に見合わない高級品を無理に買い続けることによって得られるものではないんです。
貧乏マインドと決別し、自然とお金持ちマインドを手に入れる方法は、もっとずっと簡単でシンプルです。
それは、「お金の知識や豊かになるルールを学んで実践すれば、一般の人でも、お金の不安から解放された豊かで自由な生活を手に入れることができる」という事実を知ること♡
お金持ちの家に生まれた訳でもなくごく一般レベルの収入しかない自分には「到底手に入らないもの」として無意識に見過ごしていた未来の可能性を、「現実的な未来」として新たに認識できさえすれば、脳は自ずとそのメリットを強く感じるようになります。
そのメリットを認識することによって、あなたの中で「喜びの定義」が書き換わるんです。
潜在意識は、要は無意識層に置かれた情報の貯蔵庫なので、実は新しい情報を知ることによって、多かれ少なかれ、必ず書き換わってしまうものでもあります。
つまり浪費癖は本来、我慢や忍耐によって直すものではないんです♡
新しい情報を知ることによって、「お金の不安から解放された、豊かで自由な生活」という魅力的な未来を、「自分にも手の届く、きわめて現実的な選択肢」だと認識できさえすれば、そこに紐付く行動を、脳が勝手に選択するようになっていくんです。
私は、
- 「知る」ことによって自分のマインドはいとも簡単に書き変わっていくし、
- それによって行動選択が変わり、結果、通帳の中身もどんどん増えていく
ことを経験によって知っているから、今もお金に関する学びを続けているし、むしろそれが趣味にすらなってしまっています(笑)
お金の現実は、常にマインドに紐付いています。
そして人のマインドは、新しい情報を摂取することによって、驚くほど簡単に書き換わります。
知ることによって、無意識が採用している「喜びの定義」を書き換え、ぜひお金持ちマインドを手に入れていきましょう!