「お金持ちになりたいのなら、自己投資が大切!」「若いうちは、貯金より自己投資するべき」とよく言われますよね。
けれど実際は、「これまで勉強や自分磨きに散々お金を使ってきたけれど、なんだかちっとも豊かになっていないような…(汗)」そんな悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
そう、自己投資というのは、ただ単に勉強にお金をかければそれでよし!というものではないんです♡
かっつりと投資効果を得るためには、押さえるべき大切なポイントがあります。
今回の記事では、お金持ちになるための上手な自己投資のやり方についてお話ししていきますね!
そもそも自己投資とは?
そもそも自己投資とは、何でしょうか?
それは読んで字のごとく、「自分という資本に投資する」ことです。
通常の投資では、土地や事業などに投資することによって、投じた金額以上の儲けを狙います。
同様に、自分という資本にお金をかけることによって、自己価値を高め、その結果として、投じた金額以上のリターンを後に得ることができれば、自己投資成功という訳です。
企業が工場設備等に投資することによって生産性を上げていくように、勉強することによって、自分自身の能力を高め、よりお金を稼げる、増やせる自分になるということです。
すごくシンプルですよね。
けれど事業への投資が失敗することがあるように、当然、自己投資にも失敗があります。
多くの人が、自己投資をしてもお金持ちになれない原因
自己投資への失敗とは、かけた費用に対して、相応のリターンが得られない場合です。
事業においてもこれは同様で、設備投資をしたにも関わらず、思ったほど生産性が上がらなかったり、広告費をかけたにも関わらず、集客効果が得られなければ、投資失敗と判断され、そこで経営方針の改善が図られます。
けれど自己投資には、事業投資にはない落とし穴があります。
それは、「勉強することは良いこと」「勉強(努力)すれば成功できる」という教育を、私達は幼少期に徹底的にされてしまっていることです。
私たちは学校教育の中で、目的のある勉強(自己投資)をしてきていない
実は私たちは、学校教育を受けている段階で「目的のある勉強」を、ほとんどしてきていません。
もちろん、受験のための勉強はしてきたかもしれませんが、「数学者になるわけでもないのに、どうして数学を勉強しなければならないの?」なんて、多くの人がきっと学生時代に感じたことのある疑問なのではないかなと思います。
つまり、目的はよくわからないけれど、とにかく勉強しておけば、与えられた課題を懸命にこなしていれば、きっといいことがあるはず!という、一種の思考停止状態で努力する形の教育を受けてきてしまっている訳です。
知っている人は知っている事実ですが、学校教育というのは、労働者になるための教育であり、資本家や投資家になるための勉強ではありません。
つまり、与えられたタスクをいかに早く正確にこなせるか、というトレーニングの場なんですね。
というのも、そもそも資本主義は、多くの労働者が必要とされるシステムであるため、そういった教育形態になってしまうのは、仕方のないこととも言えます。
「目的達成のための手段としての勉強」という自己投資感覚を、幼少期に身に付けていないこと。
それこそが、多くの人が自己投資下手になってしまう、最大の原因なんです。
その勉強は、投資?それとも浪費?
「勉強する事自体」に、ある種無条件に意義や達成感を感じる状態となってしまっているため、認知バイアスがかかってしまい、そもそもの投資目的や費用対効果といった部分を、正確にチェックできていなかったりするんですよね。
適切な費用対効果の得られない勉強は、残念ながら、自己投資ではなく、単なる趣味や知的エンターテイメントでしかありません。
もちろん趣味やエンターテイメントがいけないということではないのですが、それらはあくまで「娯楽」であり、「投資」ではないんですよね。
その場で得られる快楽のみが、リターンであり、価値の循環がそこで終了してしまうため、それ以上の価値を生み出すことができません。
つまりそれは、「浪費」ということになります。
自己投資を成功させるには、必ず「目的地」を先に決める
ここまで理解できれば、あとは簡単です♡
そう、自己投資を成功させるためには、投資先、つまり、「何を勉強するか?」ということを先に決めるのではなく、自分は一体、「どんな結果が欲しいのか?どんな未来が欲しいのか?」という目的地を先に決めるんです。
当たり前ですが、目的地が決まることによって初めて、適切な手段を選択できる思考段階となります。
私たちはこれまで、とりあえず高校、とりあえず大学、とりあえず就職、といった感じで、「目的地をはっきり決めることなく、まず経路(手段)ありきで進む」ということに、あまりに慣れすぎています。
よくよく考えたらものすごーく変なのですが、それが半ば、当たり前化してしまってるんですよね。
将来が不安だったり、自分が何をしたいかわからなくて、なんとなく資格の勉強に走ってしまうというのも、実は、こういった「目的なき勉強」習慣の名残だったりします。
「どこに行くかはまだはっきり決まっていないけど、とりあえず手頃で良さげな装備をゲットしておこう!そうすれば、多少は安心なはず!」という思考感覚です。
目的地のない自己投資は、ほぼ失敗する
将来が不安とは、言い換えれば、自分の中で「目的地」の決まっていない状態です。
そもそも目的地がはっきりしていない状態だから、「不安」なんですよね。
行き先の決まっていない状態で、どれだけ装備(技能や資格)を揃えたとしても、もちろん不安は消えないし、装備を整えるためのお金や時間もどんどんと減っていきます。
これ、自分が自分に対してやる投資だからまだ許されますが、会社の経営者だったら、とんでもないですよね(汗)
事業方針が決まってもいないのに、「とりあえず不安だから」と設備投資ばかりやりまくる社長がいたら、間違いなく会社は潰れます。
自分は自分の経営者です。
お金上手な人は、必ずと言っていいほど、個人活動においても経営者視点を持っています。
実際に経営者であるかないかは別として、経営者視点を持ってさえいれば、個人がお金持ちになることは、実はそう難しいことではありません。
逆に言えば、この視点が欠けているからこそ、「なんだかよくわからないけれど、あれもこれもうまくいかない上に、お金もない」という状態になってしまうんですよね。
自分が経営者としてポンコツなままだと、「自分の人生」という大切な事業が、不振に陥ってしまいます。
自分の人生に対して、経営視点を持つということ。
そう、実はこれこそが、お金の知恵(マネーリテラシー)を持つということなんです♡
お金を増やす秘訣は、すべてを「投資」目線で考えていくこと
経営者視点を持って、自分自身の人生を回していく上で、大切なこと。
それは、すべてを「投資目線」で考えていくことです。
私たちが持っている資本、つまり、お金、時間、体力、思考といったものを、極力「投資」に向けていくことができれば、それらすべての自己資本は、時間の経過とともにどんどんと増えていきます。
要は、年を重ねるほどに、どんどんと豊かになっていく訳です。
あなたの時間や体力、思考は有限であることを自覚しよう
しかし、手持ちの資源を「浪費」に使ってしまうと、持っている自己資本は、そこで失われてしまいます。
たとえば、お金が失われたのであれば、その失った分だけのお金を再び得るために、手持ちの時間や体力、思考といった資源と引き換えにしなければなりません。
私たちはなぜか、自分の時間や体力、思考といったものを無限のように感じてしまいがちですが、残念ながら、これらの資源は「有限」なんですよね。
「買いたいと思ったら、後悔しないためにも買うべき!お金は使ったら、また稼げばいいよね」と安易に考えてしまう人は、この点を改めて理解しておく必要があります。
浪費にお金を使い続ければ、時間の経過と共に、自分の手持ちのエネルギーはどんどんと目減りしていくことになります。
つまり、頑張っても頑張っても豊かになれない、右肩下がりの人生となってしまう訳です。
時間も思考も体力も、すべてを資本と考え、投資先を見る
そう、お金を増やしたかったら、お金を大切にするだけじゃ、実はダメなんです。
お金を生み出す自己資本、つまり、時間や体力、思考といった無形のエネルギーも、すべて貴重な資源として、投資目線でその使い方を割り振っていく必要があります。
だからこそ、必ず先に目的地を決めておく必要があるんです。
そうでないと、私たちは簡単に、時間や体力、思考といった、目には見えない資源を、いきあたりばったりにジャブジャブと垂れ流していってしまうからです。
お金以外のリソースを大切にすることで、実はお金も増えていく
実は世の成功者は、この辺りをかなり徹底している人が多いです。
有名なのは、故スティーブ・ジョブスですよね。
彼は毎日、黒のタートルネックにジーンズと言う、固定されたスタイルで過ごしていたことで知られていました。
これ、なぜだと思いますか?
それは、彼にとって、コーディネートを考えるというタスクに思考エネルギーを投じることは、投資不適格と判断していたからです(笑)
もちろん、私たち全員がここまで徹底する必要はありませんが、よくよく振り返ってみると、明らかに「どうでもいいこと」に対して無駄に時間や思考、体力を使ってしまっているシーンというのは、かなり多いのではないでしょうか?
- どうでもいい付き合いの食事や飲み会に、時間やお金を使う。
- どうでもいい相手に対して、あれこれと意識を飛ばしてしまう。
- 本当はそこまで興味のないイベントだけれど、人に誘われて、なんとなく時間やお金を使う。
などなど、思い当たる部分はたくさんあるはずです。
浪費って、それによって精神的な満足感が得られるのであれば、必ずしもそこまで否定する必要はないかなと個人的には思っているのですが、問題なのは、精神的な満足感の得られない「浪費」があまりに多すぎることなんですよね。
そう、何も、目的に対して、とことんストイックになれ!無駄は敵!!!ということではないんです♡
そうでなくて、単純に、自分が行きたい目的地を決めて、「なんとなく」の自己資本の垂れ流しを見直すことで、実は自己投資って、大概うまくいくよ!ということなんです。
自己投資に失敗する人は「目的地に最適な装備」を手に入れようとしていない
あくまで目的地が先であって、装備が先、ではないんです。
「とりあえず資格を取って、とりあえず自分磨きをして…あれ?それで、どうやってお金持ちになるんだっけ?」ということを、本当に多くの人がやってしまっています(汗)
たとえば、お医者さんになりたいのなら、医大に行くし、ネイリストになりたいのなら、ネイルの専門校に通いますよね?
それと同じように、もしもあなたがお金持ちになりたいのなら、単純に、お金について学べばいいんです。
こうやって文章にしてしまうと、もはや本当に当たり前すぎるくらい当たり前のことなのですが、多くの人がこれをしないままに、「こんなに頑張っているのに、豊かになれない」と嘆きます。
「お金持ちになりたい」という望みがあることは自覚しているのに、そもそも「お金持ちになる」という目的地に向けての自己投資をしていないという事実に気づけていないんですよね。
「お金持ちになるため」に自己投資をするなら、まずはお金そのものについて学ぶこと
私たちは資本主義ゲームの中で生きているので、ゲームを有利に進めようと思うのなら、そのルールを知ること、つまりお金について知ることは必須です。
そしてそのルールを学ぶことは、お医者さんになることより、ネイリストになることより、実ははるかに簡単であることは、あまり知られていません。
今までさんざん自己投資をしてきたけれど、思うような結果が得られていない!という人は、まずはぜひ、本当の本当に自分の行きたい先はどこなのか?そこを改めて考えてみてくださいね!
そこさえわかれば、後は自ずと「適切な自己投資先」を決定できるようになるはずです。
では♡