過去の私がそうだったのですが、「こういう自分になりたい!」「こんな生活を送りたい!」そう思っているのに、なかなかそこにたどり着くことができない人がいます。
「変わりたいのに変われない…どうしたらいいんだろう?」
「日々色々行動しているのに、ずっと同じところをグルグル回っている気分」
そんな風に悩んでいる人も多いのではないのでしょうか?
努力をしていない訳じゃない、なのになかなか現実的な変化を感じられない時って、本当に悶々としますよね。
「自分は、そもそも変われないんじゃないか?」なんて、ふと思ってしまったり。
けれど実は、変わりたいのに変われない状況に陥っている時というのは、単にある2つの盲点にはまっている時なんです。
これらは「盲点」なので、はまっている最中にはなかなか気づくことができないのですが、一度見抜いてしまえば、現状維持ループからサクッと抜け出すことができます。
「変わりたいのに変われない、そんな自分がもう嫌!」と思っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
変わりたいのに変われない原因① 現在の環境に思考が引っ張られている
変わりたいのに変われない…そんな現状維持ループにはまってしまっている時の大きな原因の1つが、ズバリ「環境」です。
人の脳は、無意識に変化を避けようとする性質がある
せっかく本を読んだりセミナーに行くことで少しずつ知識やノウハウが増えても、一日の大半を会社で過ごし、毎日同僚たちと話しているうちに、
- 自分が目指している理想の生活って、やっぱり変なのかな?
- このままでも別にいいのかな…みんなそうやって生きているんだし。
と、現状(これまで生きてきた方向)に思考が引っ張られてしまうのです。
これは「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」あるいは「現状維持バイアス」と呼ばれる脳機能の傾向の一つで、そもそも人間を始めとする生物の脳は変化自体を「危険」と捉える性質があるため、現状を極力維持しようとする本能が働くようになっているからです。
ではどうすればいいのか?
私の経験上、最も手っ取り早く、そして効果的なのは、環境を変えることです。
思考は環境によって、いとも簡単に変化する
環境を変えれば、自分の中の当たり前の基準が変わります。
人って良くも悪くも、周囲の人たちの「空気」や「雰囲気」に巻き込まれやすい性質があります。
「安月給でも仕方ない」
「庶民がお金持ちになるなんて、しょせん無理」
そういう集団の中にいれば、だんだんと自分もその思考に染まり、そういった現状から本気で抜け出そうとはなかなか思わなくなります。
けれど、自分が理想とする豊かで幸せな生活を手に入れることを夢ではなく現実的な目標としている人たちの中にいれば、人はそれを「ごく当然のこと」と思うようになります。
自分の中の「当たり前」の基準値がぐんと上がる訳です。
そう、私たちの「常識」や「当たり前」って、実は周囲の人たちの「常識」や「当たり前」にものすごーく影響されやすいんです!
同じ人であっても、どの環境にいるかで「当たり前」や「常識」が変わり、結果、行動が変わり、現実が変わっていくことになるんです。
変わりたいのに変われないのは、実は環境選びをミスっているだけ
「変わりたいのに変われない自分が嫌い」と思ってしまう時というのは、実は「自分自身」がダメな訳なのではなく、現在の状況や環境に自分の思考がどっぷりと浸かりきってしまっていることに気づいていないだけだったりするんですよね。
環境選びをミスっているだけなんです。
人の思考や習慣は、本人が思っている以上に環境によってあっさりと変えることができます。
自分を変えようと四苦八苦するよりも、とにかく環境さえ変えてしまえば、人生を変えられる可能性は極めて高くなります。
変わりたいのに変われない原因② 欲しい未来につながらないことに時間とお金を使っている
多くの人は、
- 理想の人生を送りたいと思いつつも、いつも同じような話を繰り返すだけの飲み会になんとなく参加し続けたり
- お金持ちになりたいと思いながらも、「お金の能力を上げる」こととはおよそ関係のない習い事(料理教室、英会話、ヨガなど)をしてみたり
といったことを、なぜかしてしまいます。
2つ目の盲点、それは、目指したい未来につながらないことに、時間とお金を使ってしまっていることです。
多くの人は、「欲しい未来」と「自分の努力」がかみ合っていないことに気づいていない
ゴール(本当に欲しい未来)に向かいたいと思いつつ、今使えるエネルギーを知らず知らずのうちに別のことに費やしてしまっているため、なかなかそのゴールにたどり着くことができないでいるんですよね。
これ、かなり盲点になっている人が多いと思います。
実際、過去の私自身も長いことそういうズレたエネルギーの使い方をしていて、「こんなに変わりたいと思っているのに、なんでなかなか変われないんだろう…」なんて、なんともトンチンカンなことを思っていたんですよね(笑)
このちぐはぐさにまったく気づいていなかったため、自分磨きと称しては、高い月謝を支払ってお料理教室に通ったり、英会話のプライベートレッスンに行ったりしていました…(汗)
これらのお稽古が身になったかどうかはさておき(笑)、それらが「私が本当に目指したい未来」に繋がっていたとは、今も到底思えません。
これはもちろん、お料理教室や英会話レッスンそのものがダメだったということではなく、それらを学ぶことが、本当に自分の欲しい未来につながっているのかどうか?というところが肝心なんです。
誰もが一度は夢見る「毎日好きなことをして暮らす生活」というのは、ゴール(欲しい未来)を明確にして、そこに正しくエネルギーを注いでいけば、実はそこまで難しいことではありません。
「努力してる感」に惑わされると、「頑張っても変われない」という誤解をしてしまう
けれど、ただなんとなくで「自分の付加価値を上げてくれそうなもの」「将来役立ちそうなこと」に漫然と時間とお金を使ってしまうと、「努力してる感」「将来のために何かしてる感」は得られはするものの、実際は、どこにも向かっていないのと同じなんですよね。
「欲しい未来」と「そこに向かうための手段」とが、まったくかみ合っていないんです。
こういった欲しい未来と自分の努力とのズレに、実は多くの人が気づいていません。
これだと、人生が「羅針盤のない航海」や「目的地のないマラソン」状態になってしまうため、結局グルグルと同じところを走り続けるはめになってしまうんですよね。
それによって、「やっぱり私は、頑張っても変われない…」なんて誤解をしてしまっているとしたら、悲しすぎます。
変わりたいのに変われない時どうすればいい?変わらない現実をサクッと抜けるコツ
「変わりたいのに変われない」そう悩んでいる時って、「どう変わりたいか?」それが自分の中であまり明確でなかったりします。
現状がなんとなく不満ということははっきりしている。けれど、実際どういう生活が送れたら自分は幸せか?そもそも自分は、何に幸せを感じるのだろう?そこがよく見えていなかったりするんですよね。
そのための解決策は、結構シンプルです♡
それは、
- 今の環境の外側の世界を、もっともっと経験してみること。
- 新しい出会いや学びの場に、どんどん足を運んでみること。
自分が何が欲しいのか?どんな生き方がしたいのか?それがいまいちはっきりしない時、今のあなたの現状の中にその答えはないのかもしれません。
私自身、新しい学びの場で出会った人たちの人生や価値観に触れたことで、「こんなライフスタイルがあるんだ!」「こんな働き方があったなんて!」と驚くような経験をたくさんしてきました。
それによって、人生の選択肢を大きく広げることができたんですよね。
私たちはどこまで行っても、知っているものしか選べません。
知らないということは、それだけ人生において選択肢が狭くなってしまうということ。
本当は選択肢は無限にあるはずなのに、知らないばかりに
- 「私には、これしか選択肢がない」
- 「やりたいことがみつからない」
- 「八方塞がりだ」
- 「人生って、ままならない」
と思い込んでしまう場面が、それだけ多くなってしまうんです。
変わりたいのに変われない、そんな悩みを持つ人は、まずは一歩、今の人間関係や、慣れた環境の外側に出てみましょう!
新しく出会う人たちの思考に触れることによって、自分の思考は、勝手に変化していきます。
思考が変化すれば、行動が変わり、おのずと現実は変化していきます。
まずは小さく一歩、今いる環境の外側に出てみてくださいね!
「小さく一歩動くこと」「知らないものを知ること」は、あなたの人生を変える大きな力になりますよ♡