「こんなに一生懸命働いているのに、買いたい物も買えず、我慢してばかり…」
「毎日毎日、仕事と家事の繰り返し!一生こんな慌ただしい生活が続くの?」
「生きていくためには、止まることなくずっと働き続けないといけないの?まるでお金の奴隷だよ…これってなんかおかしくない!?」
生活の中で、ふとそんな疑問を感じたとき、「自分のためにお金を生み出してくれる装置があったらいいのに」なんて思ったことはありませんか?
実はお金を生み出してくれる装置というのは、決してファンタジー世界に存在する想像の産物などではなく、この現実社会の中で、ほとんどのお金持ちが当たり前に使いこなしているものです。
お金持ちの多くは、お金を増やす仕組みを手に入れることで、労働に頼らずともお金を生み出す手段を確保しています。
もしあなたがお金持ちになりたいのなら、「自分が寝ていても、お金が増える仕組み」をコツコツ育て、不労所得を増やすこと。
そうすれば、自分自身の命そのものである「時間や労力」を消費することなく、収入を大きく底上げすることができます。
私は究極、お金持ちとそうではない人の差は、このお金を増やす仕組みを持つという発想があるかないか、そして、その仕組みを手に入れる方法を知っているか知らないかなのではないかな?と思っています。
この記事ではズバリお金を増やす仕組みとその「最も簡単な作り方」について解説していきます。
お金を増やす仕組みとは?「資産」についてわかりやすく解説
一般的にお金持ちというと、「資産家」というイメージがあると思いますが、そもそも「資産」って何なんでしょうか?
資産というのは、それ自体がお金を生み出してくれるモノのことです。
言ってしまえば、「お金を生み出す装置」ということですね。
普通の人は「自分が働いて」お金を得る。お金持ちは「資産に働いてもらって」お金を得る
大富豪や大金持ちと呼ばれる人たちのほとんどは、当たり前ですが、一般の会社員のように労働収入のみでその莫大な収入を得ているわけではありません。
一部のアーティストやスポーツ選手といった特殊な職能を持つ人は別として、お金持ちはまず間違いなく、このお金を生み出す装置を持っています。
例えるなら、金の卵(不労収入)を産むガチョウのような存在、それが資産であり、たくさんの金の卵を産んでもらうために「保有するガチョウの数を増やし、そしてまるまると太らせていくこと」が資産運用となります。
いわゆる資産家が普通の人たちのようにせっせと労働をしなくてもお金をたくさん稼ぐことができているのは、資産が本人の代わりに働いて、手元にお金を運んできてくれるからです。
お金を増やす仕組み(資産)にはどんな種類があるの?もっとも手に入れやすい資産とは?
例えば会社オーナーであれば、会社が事業資産であり、会社という仕組みが働いてくれることによってお金を生み出してくれます。
賃貸用のマンションを保有している人であれば、不動産資産を保有しているということになります。
そしてお金によってお金を生み出す仕組みを持っている人であれば、それは金融資産を保有しているということになります。
こういった資産の中で、事業も賃貸用マンションも、すぐに手に入れるのはなかなか難しいですよね。
ですので最も保有するハードルの低い資産は、お金そのもの、つまり金融資産ということになります。
ただし金融資産の場合、その運用方法が新たなハードルとなります。
初心者でも簡単かつ手堅く資産運用できる賢い投資方法とは?
だって、もしも通常の株取引などで資産運用しようとした場合、そのお金を増やす仕組みを上手に働かせるのは、なかなかに大変ですよね?
初心者が勘やノリで適当に売買などをすれば、 あっという間にお金を失ってしまいます。
もし本当に着実に利益を出そうとするのであれば、沢山の情報を収集・ 分析し、時には投資先の企業に直接足を運んだりしなくてはなりません。
個人がそれら全てをまともにやろうとすれば、膨大な時間と労力がかかります。
株取引がそもそも大好きで、一日中株式チャートを眺めていても全く退屈しないような人であれば、そういった作業も苦にならないかもしれませんが、もしそうでなければ、これってはっきり言って労働とほとんど変わりません。
自分が絶えず頑張り続けなければ運用できないシステムなので、仕組みと言えるかどうかもちょっと怪しいですよね(笑)
なのでこの運用の部分をプロに委任して、自動操縦で手堅くお金を増やすことができたらいいよな~と考える人が出てきたわけです。
そうして発明されたのが、投資信託です。
そう、投資信託は、株式投資に疎い人やまったくの投資初心者でも、まさにほったらかしでお金を増やすことのできる、ものすごく便利な仕組みなんです。
もしあなたがどうしても自分で株式運用をしたいとか、大きなリスクを負ってもいいから、 株で大勝負をしてみたいという人でないのならば、おそらく資産運用には、ローリスクで堅実性が高いこと、そして、難解な金融チャートなどにわずらわされることなくノーストレスでお金を増やしていける仕組みを採用したいと思っているのではないでしょうか?
面倒くさいことはしたくないけど、お金はしっかり増やしたい
多くの人が持つ、そんなちゃっかりした思いから、投資信託という手段が生み出されたわけです。
面倒くさがりな性格の私にはぴったりの資産運用方法なので、もちろん私自身も使っている投資手段です。
それでは続いて、投資信託のメリット・デメリットについて詳しく解説していきますね!
投資信託のメリット
投資信託のメリットは、大きく分けて5つあります。
- ローリスク(個別株投資に比べ、断然低リスク)
- 簡単で快適(ほったらかしでOK)
- 高い利回り(銀行の定期預金をはるかにしのぐ)
- 少額から投資できる(始めやすく、続けやすい)
- 利便性が高い(預け入れ期間に制約がなく、いつでも解約可能)
メリット①:ローリスク(手堅く運用できる)
投資信託の非常に大きなメリットの一つに、ローリスクであることが挙げられます。
もちろん株式投資なので、全くリスクがないという訳ではありませんが、得られるリターンに対し断然ローリスクであるため、資産運用における投資信託の安全性は群を抜いていると言えます。
その理由について、簡単に説明しますね。
投資の格言に、「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。
卵は一つのカゴに盛るな(たまごはひとつのかごにもるな)分類:相場・格言・由来
株式相場の世界では、先人が、その経験を基にして、さまざまな格言を残している。卵は一つのカゴに盛るなも、そのうちの一つである。
卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合には、全部の卵が割れてしまうかもしれないが、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落としカゴの卵が割れて駄目になったとしても、他のカゴの卵は影響を受けずにすむということ。
特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方がよいという教え(=銘柄分散投資)。
野村證券 証券用語解説集より引用
つまり、投資する場所を分散することで、リスクを分散しつつ、総合点でリターンを狙えということです。
投資信託は、まさにこの戦略に沿った投資方法になります。
例えば、1万円を一つの株式投資信託に投資した場合、その1万円は、数十~数百社の異なる企業に分散投資されることになります。
そのため、投資先企業の一部が著しく値を下げたり、倒産したとしても、その損失を全体でカバーすることができるんですね。
こうして、リスクとチャンスが上手に分散される訳です。
メリット②:簡単で快適(ほったらかしでOK)
あなたが何もしなくても、投資の専門家であるファンドマネージャー達が、あなたの資産を増やすためにしっかりと働いてくれます。
運用チームは、絶えず企業を調査し分析しています。
膨大な情報を集め評価した後、どの企業にに投資するかを、感情を交えることなくプロとして決定します。
しかもそういった働きに対してかかる手数料というのは、年に1パーセント程度です。
つまり投資信託の保有者である私たちがするのは、投資信託を管理するための口座を開設し、買った投資信託をただ持ち続けること、それだけなんです。
メリット③:高い利回り(銀行の定期預金をはるかにしのぐ)
日本は現在、超低金利時代なので、銀行の定期預金に預けたとしても、0.01%~0.2%程度の金利しか付きません。
「定期預金はリスクがない」というのは大きな誤解で、実はインフレ率を加味した場合、この金利で銀行に長期間お金を預けることは、実質的な元本割れです。
このあたりについては、こちらの記事にまとめています。
対して、株式投資信託に投資した場合の平均利回りは3~9%と言われています。
しかもこれらは、決して冒険性の高い運用ポリシーを持つ投資信託によるものではなく、大規模かつ、ごく手堅い運用を行なっている株式投資信託が平均的に出している数値になります。
私たちが将来的に【労働以外の収入源として頼れるレベルの資産】を育てる運用方法としては、合格点といえるのではないでしょうか?
そしてさらにここに複利効果という力が加わることで、お金の増え方が加速していきます。
実は投資信託は、複利を利用することで、非常に強力なお金増幅装置となります。
複利効果の威力については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「投資信託×複利×長期投資」という組み合わせの力のすさまじさがわかると思います。
人が本当の意味でお金の不安から解放され、精神的にも肉体的にも自由な生活を手にするためには、労働以外の収入源の確保が必須です。
そもそも資産というのは、そのために築かれるものです。
そう考えた時、5~10年単位で置いておけるような余剰資金を銀行の銀行口座に預けておくという選択肢は、おそらくなくなるはずです。
メリット④:少額から投資できる(始めやすく、続けやすい)
投資信託は、少額から投資可能です。
個別株投資であれば100株単位での取引となりますので、もしトライしようとすれば、それなりのまとまった金額が投資デビューのために必要となります。
対して投資信託の場合、購入単位が非常に低く設定されていますので、1000円や1万円といった単位でコツコツ購入し続ける人が多く、また販売会社にもよりますが、中には100円から購入できるものまであります。
たとえば楽天証券 であれば、100円からの購入はもちろん、なんと楽天ポイントで投信信託を買うこともできます。
このように投資信託は、始めるハードル、続けるハードルが非常に低くなっています。
メリット⑤:利便性が高い(預け入れ期間に制約がなく、いつでもお金を引き出せる)
投資信託は、長期投資を基本スタンスとする資産運用方法ですが、人間生きていれば、急に何かしら入り用になることもあります。
そんな時は、いつでもすぐに預けたお金を解約することが可能です。
銀行の定期預金と違い、投資信託には年数的な制約がありません。
申し込みも解約もいつでも本人の好きなタイミングで行うことができます。
投資信託のデメリット
投資信託は基本的に、短期間で頻繁に売買を繰り返して利益を狙うような投資方法ではないため、長期投資が基本スタンスになります。
デメリット:短期投資には向かない(投資に派手さやゲーム性を求める人には不向き)
ですので、短期間で大きなお金を稼ぎたいという人や、チャート分析や株式売買そのものを楽しみたいといった、投資に派手さやゲーム性を求める人には向いていない手法と言えます。
短期に大きな利益を狙う投資手法は、大きな値動きの波を利用して、その差額でうまく儲けようというものです。
つまり短期投資では、値動きの大きいハイリスクな手法でなければ、そもそも大きな儲けを出すことができません。
対して投資信託は、銘柄分散を細かく行うなどして、値動きの波をなるべく一定内に押さえようというローリスク投資手法です。
そういう意味で、短期に大きな儲けを取りたい人の投資ニーズには、応えにくい手法となります。
この「短期投資に向かない」という投資信託のデメリットは、メリットの裏返しともいえる部分なんですね。
投資信託は、長期視点を持てる人の投資方法
そもそも投資信託が、どうしてローリスクで行うことのできる極めて手堅い投資手法であるかといえば、それは投資信託が、長期投資を前提としてこそ、その長所が際立つ投資手法だからです。
株式投資の基本的性質として、「投資の損益というのは、あくまで保有銘柄の売却時に確定するものであり、儲けも損失も、持っている銘柄を売却しない限り、発生しない」という大前提があります。
これは言い換えれば、株式投資で発生する損失とは、「株の値段が下がった時に保有銘柄を売った場合にのみ」発生するものだということです。
つまり損をしたくないのなら、値が下がっている時に売らず、値が上がるまで待てばいいということなんです。
もちろん、個別株投資の場合は、こうはいきません。
個別株の場合は、その下がった会社の株価が、また後で必ず上がるとは限らないからです。
これは、銘柄分散を細かく行っている投資信託だからこそ、できることです。
つまり銘柄分散と長期投資の掛け合わせによって、投資信託の安全性が非常に高いレベルで保たれることになる訳なんですね。
短期売買には全く向いていませんが、仮に不況によって株式市場全体が数年単位で冷え込んだとしても、景気が復調するまで待つことのできる余裕のある人にとっては、投資信託はこの上なく低リスクの投資方法だということになります。
市場経済は短期視点では上下するが、長期視点で見てみると拡大成長し続けている
市場経済は、短期的に見れば上がったり下がったりを絶え間なく繰り返していますが、実は長期的には、成長・拡大し続けるという性質を持っています。
ですから10年20年というスパンで資産運用をを考えることのできる人であれば、投資信託に入っているたいていの株が、その人にたくさんの儲けをもたらしてくれることになるわけです。
高い危険性と引き換えに、短期での儲けを狙う投資方法を選ぶか、長期視点を持って、手堅く資産を築き上げることを選ぶかは、その人の人生プランやお好み次第なのかなと思います。
ただここで、「長期投資が投資信託の基本というのはわかったけれど、一体いつ始めたらいいの?短期投資ではないにせよ、値動きは常にあるし、始めるタイミングが難しくてスタートづらい…」という疑問が湧いてきた人もいるのではないでしょうか?
これは答えを言ってしまうと、「自動積立を選択することで、タイミングに関する悩みは、まるっと消え去る」になります。
そう、購入タイミングすら考えなくてよくなる、究極のほったらかし手法があるんです。
投資信託と相性抜群の自動積立と、それによる「時間分散効果」について、続いて解説していきますね!
購入タイミングの疑問を解消!究極のほったらかし手法「自動積立」の時間分散効果
投資信託による長期資産運用の大きな特徴の一つに、自動積立を行う人が非常に多いことがあります。
毎月定額の自動積立をするメリットは、投資タイミングを一定間隔に分散することで、買値を平均化することができ、投資期間内での値動きの揺れを吸収してしまえること。
この時間分散効果によって、さらにリスクを低減することができる訳です。
これが何を意味するかと言えば、定時定額購入(ドル・コスト平均法)を選択することで、私たち購入者側は、値動きを気にして購入タイミングをあれこれ迷う必要がなくなるということ!
つまり狙うのはあくまで長期の資産増大なので、
- 短期的に購入タイミングをはかったり、高値つかみを心配したりするといった心理的コストや、
- 投資開始が遅れることによる機会損失
の発生は極力排除し、思い立ったら即始めるのが得策だということなんです。
自動積立という、もう一つの自動操縦装置を選択することによって、さらに資産形成をほったらかしでノーストレスにしてしまえる訳です。
自動積立による仕組み化のメリットについては、実は他にもまだあり、下記の記事で詳しく解説していますので、参考にされてみてくださいね。
きっと、今すぐ自動積立を始めたくて仕方なくなるはずです(笑)
お金を増やす仕組みを手に入れよう!投資信託の始め方と初心者におすすめのファンド
最後に、投資信託の始め方について解説しますね。
といっても、拍子抜けするほど簡単です(笑)
投資信託を始める3つの手順を解説
初心者におすすめの投資信託は?長期投資成功の最大の秘訣は継続性!
すでに長期投資を始めている人はもちろん、初心者にもおすすめできる投資信託としては、ひふみ投信 とセゾン投信が挙げられます。
どちらも大規模かつ実績があること、長期投資への力の入れ方が他社とは違うこと、投資信託が初めての人でもスムーズに始められるよう、わかりやすい工夫を随所にこらしてくれていること、そして何より、継続のしやすさがその理由です。
当たり前ですが、長期投資は、一日でも早く始めること、そして続けることが一番の秘訣になります。
投資信託による長期投資は、時間を味方につけた資産形成方法です。
つまり始めるのがズルズルと遅くなってしまうと、それは大きな機会損失になります。
ですので特に初心者の場合、まず最初に大事になるのが、始めやすさ。
そして同じくらい大事なのが、続けやすさなんです。
長期投資歴ウン十年のベテランならまだしも、始めて間もない人の場合、一番の投資失敗リスクは、継続できないこと。
幅広い金融商品を取り扱っている会社だと、新商品や話題性の高い商品のおすすめメールが日々届くため、目的意識がぶれてきてしまい、長期投資へのモチベーションが次第に下がってしまうんですね。
長期投資に特化した投信直販会社なら、そもそも扱っているラインナップが1~3種類と極めてシンプルですし、顧客限定セミナーの開催やまた絶妙なタイミングでニュースレターを送ってくれたりと、こちらがモチベーションを切らさないよう、様々な工夫をしてくれています。
ついつい浪費癖が出てきそうになったり、資産形成へのモチベーションが切れそうになったとき、「あ、私、資産を育てている最中だった!!ふぅー、あぶないあぶない」とうまーく踏みとどまらせてくれるんです。
些細なことのようですが、この効果は絶大で、私は現在、証券会社でも投資信託をいくつか購入していますが、投資信託を始めた当初からこの2社を絶対に外さないのは、長期投資マインドをより育て、維持し続けるためなんですよね。
長期投資マインドを保ち続けること、労働者マインドとは距離を置いて、資産家マインドを持ち続けること。
そして、目先の上げ下げに心を揺らすことなく、ただひたすらほったらかし続けること(笑)
この基本スタンスさえ崩さなければ、あとは投資信託と時間、そして複利効果が自動操縦でお金を増やし続け、お金の不安のない、自由な未来へとあなたを連れて行ってくれますよ!
記事で紹介した投信会社リスト
・ひふみ投信 ※毎月1000円から自動積立が可能。厳選された成長企業に分散投資。好実績から、国内株ファンドとして非常に人気が高い。世界株ファンドも2019年から運用スタートし、注目を集めている。
・セゾン投信 ※毎月5000円から自動積立が可能。世界中の企業に国際分散投資。続けやすさに定評のある人気定番ファンド。長年好成績・高顧客満足度を誇り、ファンドアワードも連続受賞している。